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珈琲香房匠という両親のお店で焙煎修行中です。 父から教えて貰っています。 よろしくお願いします。
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こんにちは。
今日は予定していた焙煎機の掃除をしました。

三田はとても寒かったので、ジャージを着て作業をしました。
実は焙煎機の掃除は小学生くらいの頃からやっていたので、
ちょっとは慣れています。


焙煎機は1、2ヶ月に1度行います。
掃除の主な内容はススの除去です。
ススはコーヒーを焼いたときに出る微粉や煙が固まった物です。
長い時間煙突のなかで放置されているため、こびり付いてしまいます。
もしこれを放っておくと空気の抜け道が無くなり、火事や爆発の原因になります。

なのでこうして定期的に掃除を行います。


では作業を開始します。
最初は分解から。

まずは煙突を外していきます。

もちろん汚れが多いのは釜から直接延びる煙突でこのルートを主に掃除して行きます。


そしてこんな感じでたくさんの煙突を並べます。

どこがどの煙突なのか最初は分からず、とても苦労していたことをを思い出します。
この煙突1本1本にはたくさんのススがこびり付いていました。


そして次にモーターを外します。

ボルトでとまっているのでちょっとずつ緩めながら落ちないように気を付けます。
このモーターは釜から煙を吸い上げる役割があります。

以前父は僕の目の前でこれを落としてしまいスネにヒットしてしまいました。
すごく痛そうなのに平然とした顔をしていました。
しかし作業後足をみてみると大きなコブになっていました。

こっそり教えて貰いましたが実はすごく痛かったそうです。
でも父は強いので顔には出しません。
僕なら発狂してそうです。


モーターも外し終わり次はミキサー(冷却器)を取り外します。
ミキサーはモーターで空気を下から吸う形で動いているので、中にはススがとても貯まります。


なんとか降ろすことができましたが、これはすごく重く中学の頃は
とてもじゃないけど一人では無理でした。
しかし今はなんとか自分だけで持ち上げる事ができます。
でも扱いはとても気を付けます。
もし落として曲がってこわれてしまったらおしまいです。

慎重に。


掃除を開始です。
煙突の中をたわし1つで磨いて行きます。
軍手をしていますが腕はススだらけです。
でもコーヒーのいい香りがするので苦ではありません。



ススでちらかってきました。



モーターの掃除にうつります。
モーターは釜から一番近いので温度もとても高く、ススが焼けこげてこびり付いています。
とても固いです。

これが焦げたススの固まりです。


結構厚いです。
感触はお菓子のオレオです。

これをはがして行くのがとても大変。
焙煎機が壊れない程度の力でトントンと叩いたりしながらちょっとずつはがします。

でも全部はがしてやる!という気持ちになるので少し楽しいです。


その後はミキサーの掃除です。
裏には表からは見えないくらいのススがたくさんこびり付いています。
小さな穴に手をいれてたわしでこすります。

狭いので何度も手を入れ直してごしごししました。


作業をしていると大阪へ行く直前の父が覗きにきました。

さぼってないですよ!


その後は煙突の付け根や取り外せない物の中などに腕を突っ込んで
たわしで磨いていました。
右腕ばかりつかうので筋肉痛になりそうです。


全体的にススが取れたあとは、手で取りきれなかった部分に掃除機を突っ込みます。

この瞬間「奇麗になった!」という感動があるので結構好きな時間です。


掃除機でススを吸った後は取り外した煙突をどんどん元の場所に付けて行きます。
このときなかなか煙突同士が噛み合ないことがあります。
外すときは簡単なんですが付けるのは一苦労です。



そんな煙突と格闘していると、ススだらけの僕の前に母が現れました。

待ってました。
アイスオーレ!
僕はコーヒーが少し多めの方が好きなのでちょっと苦めです。
作業中にちょっと一息。うまい。
ぐいぐい飲み干しました。

その間母とは、お店の従業員さんやアルバイトの方とのコミュニケーションが
どういう物なのかを教えて貰いました。
短い時間でしたがお店のことを少しでも知れたのでとてもいい時間でした。
経営ってやっぱり難しいんですね。



そして休憩を終え、なんとか隙間無く煙突を付け終えました。
ちゃんとチェックをしなければ隙間が空いているとこから煙や火が出てきます。
うちの焙煎機には結構そういう焦げ後があったりします。。。


そして最後に空気中を舞ったススなどを焙煎機から雑巾で取り除いて行きます。
外部の小さなパーツに貯まると故障の原因にもなります。
なのでちゃんと拭いていきます。

生豆を入れるじょうご型の部分などは煙が付着して曇っていたので、
ごしごしタオルで磨きました。

鏡のようにつるつるになりました。
磨いてあげると結構奇麗になります。


このあとも全体的に磨き上げ作業終了です。

奇麗になりました。


今日は焙煎修行を始めて最初の掃除でした。
以前とは違い焙煎機に愛着が出てきたのを感じました。
この1ヶ月でとても近い存在となってきたからだと思います。
いつも以上にもっとピカピカにしようという気持ちが強かったです。

今後も長く、この焙煎機を使っていけるよう、手入れや掃除をちゃんとしていきたいです。


今日の作業はこれで終わりです。
明日は気持ちいい焙煎が出来そうです。


ありがとうございました。
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