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珈琲香房匠という両親のお店で焙煎修行中です。 父から教えて貰っています。 よろしくお願いします。
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今日はモカとハワイコナを焙煎をしました。

最近は涼しくなってきて、地元の三田市はとても寒いです。
季節の変わり目は体調のコントロールが難しくなるので、
家族の皆は体調に気を付けています。
しかし焙煎中の焙煎室は暑いです。



さて、モカとハワイコナ。
モカは今とても貴重な豆になっています。
2年前くらいから日本に入ってくる量が制限されていて、
なかなか数が少ないらしいです。
その理由は農薬で、日本で定められた基準値を超えているんだとか。
その為、値段も高騰しています。



さて作業開始です。

今日はいつものように多くの量を焼く事ができませんでした。
その理由は

缶がなくなるからでした。
明日は商品を発送したり袋につめる作業があるので、空缶が増える予定です。
明日は忙しくなりそうです。


まずはモカを焙煎。
モカは珈琲の中でも小さいお豆です。

あと粒が不揃いなのが特徴です。
正直、生豆の段階では区別がつきません。


釜に火をつけて準備をします。
とここで問題が。

木の取っ手が回っています。これは正常。
しかしベアリングが止まってしまっています。
ここが動かないと釜の中の芯が焼き付いて曲がってしまい壊れます。
写真を撮りましたが結構ピンチな状態でした。

釜の火を止め、温度が上がるのを防ぎます。
油を足して、金槌でたたいたりしながらなんとかベアリングをまわす事が出来ました。

よかった。

父の話によれば、一度芯が止まって壊したことがあったようです。
父も昔は何も知らなかったので人から焙煎を教えて貰ったことがありました。
(今の焙煎機は3代目。それまではとても小さな焙煎機だったそうです。)
当時は使い方しか教えてくれなかったそうで、(2回焼くのを見せてもらっただけ)
芯がとまったのにも気づかず焙煎を続けたそうです。
当然芯が焼き付いてしまって焙煎機は止まってしまいました。
父は「なにも教えて貰えていなかったから、火事を起こしたり爆発させたりした!」と笑いながら話してくれました。
当時は何もかも手探りだったそうです。

今僕が教えて貰っている事はそんな失敗経験があってこその事。
焼くだけでは無く、メンテナンスや掃除がどれだけ大切なのかも教えて貰っています。



なんとかモカの焙煎を始めましたが、量が少なかったのですぐに焼き上がりました。
そのあともハワイコナを焼きましたがすぐに焼き上がります。
なので、ミキサーでモカを冷やす時間が足りません。


そこで父が発明したこれを使います。

すごく不安定です。


上はこうなっています。

木がクーラーに突き刺さっています。。。
クーラーの風向きを無理矢理下に向ける為に作ったんだとか。

1本では長さが足りないらしく2本使ってます。
これを最初見たときちょっと笑ってしまいました。


でもこれですぐに冷たくなりました。



焙煎が終わってから、焼き上がった珈琲をちょっと比べてみました。

上がハワイコナ
下がモカ

粒の数は同じですがこんなにも違いました。
やっぱり豆は焼いてみないとわかりませんでした。


なかなか焼かない豆なので、父と2人でテイスティングをしました。
今日は母が居なかったので、僕が淹れました。


2つを飲み比べると味がぜんぜん違うのがわかりました。
モカは酸味が強くさっぱりしていました。
でも同時に甘味も感じる事が出来ておいしかったです。
モカは酸っぱいから嫌いという人が多いらしいのですが、
そんなことは無くとてもおいしいです。
ハワイコナもしっかり酸味とコクがあっておいしかったです。


コーヒーを淹れるのももっとうまくなりたいと実感。
近々母から教えて貰います。
あ、実は母、コーヒーマイスター(クリック出来ます)
です。

父が焙煎し母が淹れるドリップコーヒーを、是非飲みにきてください。


では。
ありがとうございました。






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自家焙煎 珈琲香房匠 本店


住所
兵庫県三田市弥生が丘5-14-2

Tel
079-564-0067

交通手段
神戸鉄道 フラワータウン駅から徒歩15分
弥生が丘5町目バス停から徒歩10秒

営業日
他店の営業ももある為、本店は基本、火曜、木曜、金曜の営業となります。
※大変お手数ですがご来店の際は事前に電話にてお確かめください。

駐車場
有り(1〜2台)

席数
19席(カウンター7席/テーブル12席)



今日も焙煎とブレンドをしました。
結構なスピードでコーヒー豆ってなくなるんだなぁということを実感しました。

それと最近はほとんど僕が焙煎しているので、
そのコーヒーが今の店頭に並んでいるんだと思うととても緊張しますし
不思議な気持ちです。

今日は、サントス、ガテマラ、コロンビア、ジャバのフレンチロースト、
サントスのフレンチローストを焙煎しました。
そして、匠スペシャルブレンド、特選ブレンドを作りました。


作業をしようとお店へ行くとUCCの営業の方が来ていました。
10何年くらいお付き合いがある人で、
休みを利用してお店を覗きに来てくださいました。
とても楽しそうに両親と話が弾んでいました。
(ちなみにお店はお休みです。)

その間に今日焙煎する豆は何なのかをチェックします。
どんな商品が必要で、それを作るには何が必要なのかを
缶に付いた紙を見て調べます。

ガテマラとサントスがほとんどなかったのでまずはそれを焙煎する事にしました。


いつもの様にガスや換気扇をつけ釜を暖めます。
生豆を準備して温度が上がるのを待ちます。



200度を超えたあたりから何度も焼き加減をチェックします。
釜が一回転するだけでどんどんと色が変わるので見極めるのがとても大変です。




いい感じだなと思ったらミキサーと冷却装置を起動させ釜から豆を出します。
煙とパチパチという音と共に中からコーヒーが出てきます。
とてもいい香り。


冷ましたコーヒーを缶に入れていると今日は石が出てきました。

結構大きかったです。
父が持っている混入物入れに石を入れておきました。


作業をしていると母が果物を持ってきてくれました。

新しいメニューを作る為に使うらしいです。
どんなデザートが出来るのか楽しみです。


一通り焙煎を終え、ブレンドにうつります。
注文ももうすぐ来るらしいので前もって多めに作っておきました。

溢れそうです。
これで20kgくらいです。
たくさん作りました。
当分は大丈夫そうです。


ブレンドも終えましたが、アイスコーヒー用にもう一度焙煎を行う事になり
サントス、ジャバのフレンチロースを作りました。

一番深入りのコーヒーをイタリアンロースト、2番目をフレンチローストといいます。
ほんとは全部で8段階に別れています。



うちではアイスコーヒー用はすこし深いめに焼きます。
夏はアイスをゴクっと苦いコーヒーを飲む人が多いからだそうです。
秋や冬は少し軽くするそうです。


サントス、ジャバを焙煎し終え今日の作業はおしまい。
最後にカフェオレを入れてもらいました。




ありがとうございました。

今日も焙煎とブレンドをしました。

焙煎したのは、サントス、コロンビア、ガテマラ、有機栽培のコロンビア。
ブレンドは、特選ブレンド、ブルーマウンテンブレンド。


いつものように準備をして焙煎を開始します。

うちのお店では焙煎が終わったあと、豆を缶に入れるのですが、
中に何がどれくらい入っているのかわかりやすくする為に、
札をぶら下げます。

缶からちょろっと出ているのがそうです。
個々にはサントスならS、コロンビアならCという様に記載してあり、
焙煎した日付と豆の重さを書いておきます。

ブレンドをする時などはこれを見て何を作る事が出来るのかを調べます。
足りないときはもちろん焙煎をします。


今日は滅多に焼く事の無い有機栽培のコロンビアを焙煎しました。

袋はこんな感じです。
ちゃんとJASマークもついています。


父に「このコーヒーは高いの?」と聞いたところ豆の相場表を見せてくれました。
ここに写真を張ることは出来ませんが1kgあたりの様々なコーヒーの値段が記載してありました。
もちろん有機栽培も乗っていました。普通のコロンビアよりも150円くらい高かったです。

生豆を仕入れる場合1kgあたりで購入しますと先ほど言いました。
販売するときも同じく重さで販売します。
しかしコーヒーは焙煎すると生豆よりも軽くなってしまいまうそうです。
なので販売価格を決める際、その差も計算しないといけないようです。


今日はそのことを確かめるため少し実験をしました。
実験に使ったのは有機栽培のコロンビアです。

まず生豆の重さを計ります。

5300gです。


そしていつものように焙煎をします。
すると、

4500gまで減りました!
これは生豆に含まれる10%ほどの水分が焙煎によってなくなってしまうからだそうです。
そのかわり豆はふんわりと膨らみ、いい香りや味を引き出してくれます。
体積が増えたのがわかります。


焙煎し終えた有機栽培コーヒー、せっかくなのでまた母に頼んで淹れてもらいました。

味はとてもあっさりしていました。
苦みはまろやかで酸味も少なくとても飲みやすかったです。
しかしちょっと物足りない感じはありました。

この後も焙煎をして今日の作業は終了です。

最後に掃除もしました。


ありがとうございました。


今日も焙煎とブレンドをしました。

昨日はサントスが無くなっていたのですが、
今朝ガテマラと一緒に届いたので、それを焙煎しました。

サントスはいつも通りたくさん使うので、今日は4回焙煎しました。
サントスの他にもガテマラ、マンデリンを焙煎。


今日も釜を暖め、倉庫に生豆を取りに行きます。



今朝届いたサントス
葉っぱのマークが特徴です。

中にはブラジルから来たと思われる、紙が入っていました。


裏には文字が。


生豆を釜に入れて作業開始

ミキサーに豆がはいっていなくても、もしもの時の為に缶をセットしておきます。
豆がもれると大変です。


今日は父に焼き加減の指示をしてもらいながらも全部自分で焼き上げることができました。でもまだ均一は難しいです。


ガテマラを焼き終えた後は、母にお願いをしコーヒーの試飲をしました。

カップにこれくらい入れ母のところに持って行きます。


入れてもらったコーヒー。
焼き終えたばかりのガテマラです。
ガスが出きっていないので1日おいたくらいが丁度いい味なんだとか。


もう少しだけ長く焼けていれば苦みも程よかったのかな、という感じで、
舌の奥にすこし渋みが残るような味でした。
しかしもともとガテマラはそういった味わいがあるので、うちではブレンドで苦みを足すそうです。
ブレンドすごいです。


ガテマラには混入物がよくあるそうです。
今日は焙煎し終えたコーヒーから木の破片が出てきました。

焙煎後、缶に移す時に見つけました。
チェックを怠ると、商品に混入してしまうので、気が抜けない作業です。



途中ミキサーのボルトが緩んでいたせいで周り方がよくありませんでした。
なのでボルトを締め直します。




その後は今日焼いたコーヒーなどを使いブレンドを作りました。
今日はブルーマウンテンブレンド。
ちょっと高価なブレンドです。


大量に作らなければいけないらしく、24キロ作りました。
ミキサーには全部入りきらない量だったので、少しずつ作りました。

あとちょっとで溢れてしまう量のコーヒー。
ひとつぶひとつぶが大事な商品なのでとても丁寧に扱います。


時間がかかりましたがなんとか全部の作業を終えました。


今日は台風の影響でお客様も少なかったので、お店の事を両親から聞いていました。
もっと喫茶をこうしたいとか、ここを改善出来たら、などを話しましていました。


お店の営業も終え、その後は喫茶店に残り3人でメニューのレイアウトを決めていました。

いいメニューが作れたらいいなぁと思っています。

うちのお店に来てくださるお客様に若い人が少ないので、
文字の大きな読みやすいものを心がけて作ろうと思います。
わかりやすいものにしたいです。


父からもポップを作ってほしいと頼まれたので、また作り方を教えて貰います。


今日の作業はこれくらいです。
ありがとうございました。
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